2022.8.19 榎本弁護士
勤務弁護士の募集について
長引く新型コロナ禍とロシアのウクライナへの侵攻…弁護士として20余年を過ごして来ましたが、今ほど社会の激動を感じる時期はありませんでした。またそのような激動下において、社会基盤であるべき法が如何に脆弱なものか、それを司るべき我々がいかに無力であるかも痛感してきました。
法解釈は、法的安定性と具体的妥当性の間で揺れる振り子のような存在です。これが我々法曹の揺るぎない正義感と連綿と続く職人魂の継承によって、その時々に正義のバランスを保ちながら国民を社会を守っていく。法社会を支える一弁護士として、若い法曹にその職責と理想を伝え継承してもらいたいと切に思います。しかしながら、昨今の弁護士業界さらには法曹界を巡る情勢は決して楽観できるものではありません。どの職業社会もそうであるように、法曹界も自らの手で将来を変えて行ける、そして変えたことに責任を持てる後進の育成を真剣に考えなければなりません。司法研修所で教鞭を執ることでその思いをより強くしました。その一環で当事務所も後継者の養成には真剣に取り組んでまいります。
現在、そろそろパートナー昇格時期となる中川弁護士に続く若手のアソシエート弁護士を募集しています。新たに募集要項をアップしましたので、多くの将来ある若手法曹の来訪を期待しています。